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10月10日(木)科学技術館にて、平成25年度宇宙開発利用大賞表彰式を開催いたしました。本表彰式は宇宙政策セミナーと同時開催され、多数の方にご来場いただきました。

内閣総理大臣 安倍 晋三

祝 辞

 栄えある第1回の宇宙開発利用大賞を受賞されました皆様に、心よりお祝い申し上げます。 私は、本年を「宇宙利用」元年と位置付け、我が国の宇宙政策を、これまでの研究開発重視から、出口を見据えた利用拡大重視へと大きく転換しました。
世界の宇宙関連市場は、新興国を中心に急速な成長が見込まれています。宇宙の開発利用は、資源探査の効率化、気象予測の充実など、我が国のみならず世界の課題解決の切り札になる可能性を秘めています。我が国が、こうした宇宙の利活用強化に貢献するとともに、成長する海外市場に展開していくためには、世界のフロンティアを切り拓く成功事例を、次々と生み出していかなくてはなりません。
こうした取り組みを、政府が目に見える形で支援していきたい。こうした思いから、今般、宇宙開発利用の推進に多大な貢献をした優れた成功事例の功績をたたえる表彰制度を創設しました。
今回の受賞事例に代表される我が国の素晴らしい取り組みが、国内外に幅広く展開され、社会を変える原動力となることを期待しております。宇宙開発利用大賞を受賞されました皆様方の、益々のご活躍とご成功を祈念いたしまして、私の祝辞といたします。

平成25年10月10日
内閣総理大臣  安 倍  晋 三


内閣府特命担当大臣(宇宙政策) 山本 一太

祝 辞

 第1回の宇宙開発利用大賞を受賞された皆様、誠におめでとうございます。
平成25年1月に策定された我が国の新たな宇宙基本計画は、「宇宙利用の拡大」と「自律性の確保」を基本方針とし、「安全保障・防災」「産業振興」「宇宙科学等のフロンティア」の3つを重点課題に挙げ、測位衛星、リモートセンシング衛星、通信・放送衛星、宇宙輸送シス テムの4つを社会インフラとして位置付けております。宇宙開発利用大賞は、この宇宙基本計画の基本方針に基づき、宇宙開発利用の優れた取組や功績に対する顕彰制度として、新たに設けられたものです。
今回、多数ご応募いただいた中から、宇宙開発利用大賞に選ばれたのは、内閣総理大臣賞を受賞された衛星情報を利用した漁場の探索技術を始めとして、いずれも第1回目の受賞にふさわしい、各分野のフロンティアを切り拓く取り組みです。このような宇宙開発利用に関する取り組みが更に強化され、その取り組みへの理解が国内外に深く浸透し、日本経済の力強い成長につながっていくよう、宇宙政策の担当大臣として引き続きしっかりと取り組んでまいります。
今回受賞された皆様には、宇宙開発利用のお手本として、今後ともご尽力いただけるようお願いいたします。

平成25年10月10日
内閣府特命担当大臣(宇宙政策) 山 本  一 太

山本大臣挨拶
【山本大臣挨拶】

内閣総理大臣賞
【内閣総理大臣賞】

授与者:
山本 一太 内閣府特命担当大臣(宇宙政策)
受賞者:
一般社団法人漁業情報サービスセンター
(受領:同センター会長 川口 恭一 氏)
内閣府特命担当大臣(宇宙政策)賞
【内閣府特命担当大臣(宇宙政策)賞】

授与者:
山本 一太 内閣府特命担当大臣(宇宙政策)
受賞者:
日立造船株式会社 神崎 政之 氏、林 稔 氏、
国立大学法人 北海道大学 野口 伸 氏
総務大臣賞
【総務大臣賞】

授与者:
新藤 義孝 総務大臣
受賞者:
独立行政法人情報通信研究機構
  田中 正人 氏、木村 和宏 氏
文部科学大臣賞
【文部科学大臣賞】

授与者:
櫻田 義孝 文部科学副大臣
受賞者:
衛星設計コンテスト実行委員会
 (受領:同会長 林 友直 氏)
経済産業大臣賞
【経済産業大臣賞】

授与者:
磯﨑 仁彦 経済産業大臣政務官
受賞者:
国立大学法人九州工業大学 宇宙環境技術
ラボラトリー(受領:同施設長 趙 孟佑 氏)
国土交通大臣賞
【国土交通大臣賞】

授与者:
難波 喬司 国土交通省大臣官房技術総括審議官
受賞者:
鳥取環境大学 岡本 謙一 氏

防衛大臣賞
【防衛大臣賞】

授与者:
武田 良太 防衛副大臣
受賞者:
スカパーJSAT株式会社(受領:同社執行役員常務 
宇宙・衛星事業本部長 小山 公貴 氏)
宇宙航空研究開発機構理事長賞
【宇宙航空研究開発機構理事長賞】

授与者:
奥村 直樹 宇宙航空研究開発機構理事長
受賞者:
株式会社 IHI エアロスペース 牧野 隆 氏(ご欠席)
  森崎 浩武 氏、杉村 文隆 氏
基調講演 京都大学総長 松本 紘 氏
【基調講演】
京都大学総長 松本 紘 氏

選考委員長講評 東京大学教授 中須賀 真一 氏
【選考委員長講評】
東京大学教授 中須賀 真一 氏

平成25年度は、145件の応募があり、受賞事例を以下のとおり決定いたしました。

内閣総理大臣賞「宇宙を利用した漁場探索技術の確立と衛星利用海況情報
の提供」
[560KB]
一般社団法人 漁業情報サービスセンター
内閣府特命担当大臣
(宇宙政策)賞
「準天頂衛星のLEX補強信号を利用した農機ガイダンス・自動
走行システム」
[510KB]
日立造船株式会社神崎  政之  氏林    稔    氏国立大学法人 北海道大学野口  伸     氏
総務大臣賞「準天頂衛星に関する研究と提案」[580KB]独立行政法人情報通信研究機構田中 正人 氏木村 和宏 氏
文部科学大臣賞「高校生から大学院生までを対象とした『衛星設計コンテスト』による、
宇宙の啓蒙と次世代宇宙工学技術者等の育成事業」
[460KB]
衛星設計コンテスト実行委員会
経済産業大臣賞「宇宙環境技術に関する産学官連携研究と国際標準化に関する
活動」
[590KB]
国立大学法人九州工業大学 宇宙環境技術ラボラトリー
国土交通大臣賞「宇宙からの降雨観測技術の研究開発」[230KB]
鳥取環境大学 岡本 謙一 氏
防衛大臣賞「Xバンド衛星通信中継機能等の整備・運営事業」[950KB]
スカパーJSAT株式会社
宇宙航空研究開発機構
理事長賞
「大気圏再突入観測システム 『i-Ball』の開発・製造」[450KB]株式会社 IHI エアロスペース牧野 隆     氏森崎 浩武  氏杉村 文隆  氏

選考の結果、環境大臣賞は「該当なし」となりました。
内閣府プレスリリース:http://www8.cao.go.jp/space/prize/prize.html

平成25年度宇宙開発利用大賞選考委員会は5名の外部選考委員と8名の主催府省等の選考委員で構成されています。

委員長中須賀 真一東京大学大学院工学系研究科・教授
選考委員秋山 演亮和歌山大学宇宙教育研究所所長・特任教授
神武 直彦慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科・准教授
東嶋 和子科学ジャーナリスト、筑波大学・非常勤講師
椋田 哲史日本経済団体連合会・常務理事
前原 正臣内閣府宇宙戦略室参事官
久恒 達宏総務省情報通信国際戦略局宇宙通信政策課長
柳     孝文部科学省研究開発局宇宙開発利用課長
武藤 寿彦経済産業省製造産業局航空機武器宇宙産業課宇宙産業室長
吉田 正彦国土交通省総合政策局技術政策課長
辻原 浩環境省地球環境局総務課研究調査室長
小野 功雄防衛省防衛政策局防衛政策課防衛政策企画官
倉崎 高明宇宙航空研究開発機構総務部長

宇宙基本計画(平成25年1月宇宙開発戦略本部決定)における「利用の拡大」を促すため、宇宙開発利用の推進において大きな成果を収める、先導的な取り組みを行う等、宇宙開発利用の推進に多大な貢献をした優れた成功事例に関し、その功績をたたえることにより、我が国の宇宙開発利用の更なる進展や宇宙開発利用に対する国民の認識と理解の醸成に寄与することを目的とした表彰制度です。

以下の事例(過去1年間の実績に限らない。)について、顕著な功績があったと認められる個人又は団体に対して表彰します。

  1. 宇宙に関連し、商品・サービスを提供し、宇宙の利用拡大に成果を上げた個人又は団体
  2. 宇宙に関連し、今後の宇宙利用の拡大に成果が期待できる独創的な宇宙利用の方法の考案等を行った個人又は団体
  3. 中小企業、大学等で、宇宙に関連し、優れた技術を保有し、我が国宇宙産業の発展に貢献している個人又は団体
  4. 宇宙に関連し、優れた研究開発を行い、宇宙の開発利用に貢献している個人又は団体
  5. 宇宙に関連し、教育、広報や地域のまちづくり等において、宇宙の開発利用に貢献している個人又は団体

なお、個人又は団体が、国又は独立行政法人が定めた仕様に基いて、単に国又は独立行政法人との契約に則り納入等したのみの事例は、顕著な功績があったものとは見なされません。

上記の表彰対象5つに対して、以下の賞を募集します。各賞ともに表彰状と記念品を授与します。なお、下記の賞の種類には該当がない場合もあります。受賞者は1件当たり最大3者とします。

  1. 内閣総理大臣賞 1件
    極めて顕著な功績があったと認められる事例
  2. 内閣府特命担当大臣(宇宙政策)賞 1件
    特に顕著な功績があったと認められる事例
  3. 総務大臣賞 1件
    情報通信の発展、地域の振興等の視点から特に顕著な功績があったと認められる事例
  4. 文部科学大臣賞 1件
    科学技術・学術の振興の視点から特に顕著な功績があったと認められる事例
  5. 経済産業大臣賞 1件
    鉱工業の振興の視点から特に顕著な功績があったと認められる事例
  6. 国土交通大臣賞 1件
    国土交通分野における宇宙開発利用の推進の視点から特に顕著な功績があったと認められる事例
  7. 環境大臣賞 1件
    地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護及びその他の環境の保全の視点から特に顕著な功績があったと認められる事例
  8. 防衛大臣賞 1件
    防衛分野における宇宙開発利用の推進の視点から特に顕著な功績があったと認められる事例
  9. 宇宙航空研究開発機構理事長賞 1件
    宇宙開発利用の技術の観点から顕著な功績があったと認められる事例

5月31日(金)募集開始7月4日(木)応募締切7月~8月選考9月受賞者決定10月10日(木)
 13:00〜14:35 表彰式
会場:科学技術館 サイエンスホール(東京都千代田区)

公募方式(自薦他薦不問)

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test@example.com

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